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恋愛日記(あかりちゃん)

【恋愛日記㊾】初めての育児に奮闘するふたりの夜

部屋の明かりを少し落とした夜。時計の針は、すでに深夜をまわっている。つい数日前まで夫婦ふたりの静かな夜だった場所が、今は小さな息づかいと、時々聞こえる泣き声に満たされていた。「……起きちゃったね」隣であかりちゃんが、小さくつぶやいた。ベビー...
恋愛日記(あかりちゃん)

【恋愛日記㊽】出産当日、ふたりで迎える最高の瞬間

朝方、まだ薄暗い寝室の中で、あかりちゃんが小さく僕の名前を呼んだ。寝ぼけた声かと思ったら、どこか緊張を含んだ響きだった。「ねえ……なんか、いつもと違う感じがするの」その瞬間、胸がぎゅっと締め付けられた。ついに――その時が来たのだと直感でわか...
恋愛日記(あかりちゃん)

【恋愛日記㊼】出産前の最後のふたりきりデート

今日は、出産前の“最後のふたりきりデート”の日だった。朝は少し曇っていて、冬の空気がひんやりと頬に触れた。外に出るのは少しおっくうかな……と思っていたけれど、あかりちゃんは小さく丸まったお腹を優しく撫でながら、穏やかな笑顔を向けてくれた。「...
恋愛日記(あかりちゃん)

【恋愛日記㊻】赤ちゃんの部屋作りを始める日

今日は、ずっと心の中で楽しみにしていた“赤ちゃんの部屋づくり”を、ついにあかりちゃんと始めた日だ。朝起きると、カーテン越しに差し込む冬の光がやわらかくて、まるで家の空気までふんわりと温かく包んでくれているようだった。あかりちゃんは僕の横で眠...
恋愛日記(あかりちゃん)

【恋愛日記㊺】安産祈願に行く日

週末の朝、窓から差し込む光がやわらかく部屋を満たしていた。 気温は少し低く、秋の深まりを告げるような澄んだ空気が漂っている。 今日は、ふたりがずっと楽しみにしていた日。 赤ちゃんの無事と健やかな成長を願うため、安産祈願へ向かう約束をしていた...
恋愛日記(あかりちゃん)

【恋愛日記㊹】性別がわかる日

検診の日の朝は、少しだけ空気が澄んでいた。夏の終わりが近づき、陽射しはまだ強いのに、風だけがどこか秋の香りを運んでくる。 病院へ向かう道、一歩一歩が心臓の鼓動みたいで、落ち着いているつもりなのに胸はそわそわしていた。「あのね、昨日の夜ずっと...
恋愛日記(あかりちゃん)

【恋愛日記㊸】初めて胎動を感じた日、ふたりで感動に包まれる時間

七月の夕方。窓から差し込む光は夏の強さを帯びながらも、どこか柔らかく、まるで一日の終わりをそっと告げるような琥珀色に染まっていた。仕事を早めに切り上げて帰宅すると、あかりちゃんはリビングのソファで、ふわりとしたワンピースの上からお腹をそっと...
恋愛日記(あかりちゃん)

【恋愛日記㊷】安定期に入り、ふたりで赤ちゃんの名前を考える夜

安定期に入ったと聞いてからというもの、僕の胸の奥には、いつも小さな灯りがともっているようだった。それは安心であり、期待であり、ふたりで歩いてきた時間がひとつ結実したような喜びだった。その夜、夕食を終えたあと、あかりちゃんがふとキッチンの方を...
恋愛日記(あかりちゃん)

【恋愛日記㊶】つわりが落ち着き始めた頃、あかりちゃんと穏やかに過ごす夕暮れ

窓の外がゆっくりと橙色に染まりはじめた頃、僕はリビングのテーブルで仕事の整理をしていた。少し前までなら、キッチンからあかりちゃんの吐息や苦しそうな小さな声が聞こえてきて、そのたびに胸が締めつけられていた。でも今日の家の空気は、どこかやさしい...
恋愛日記(あかりちゃん)

【恋愛日記㊵】妊娠初期、あかりちゃんの体調の変化に寄り添う日

朝、目を覚ました瞬間から、いつもと違う気配が部屋にあった。キッチンから聞こえてくる音がしない。リビングに向かっても、あの柔らかな鼻歌も、カップが触れ合う音も聞こえなかった。寝室の扉をそっと開けると、あかりちゃんは布団の中で丸くなっていた。「...