【恋愛日記㊶】つわりが落ち着き始めた頃、あかりちゃんと穏やかに過ごす夕暮れ

恋愛日記(あかりちゃん)

窓の外がゆっくりと橙色に染まりはじめた頃、
僕はリビングのテーブルで仕事の整理をしていた。
少し前までなら、キッチンからあかりちゃんの吐息や
苦しそうな小さな声が聞こえてきて、
そのたびに胸が締めつけられていた。

でも今日の家の空気は、どこかやさしいものに変わっていた。

「ねぇ……」
控えめな声がして振り返ると、
パーカー姿のあかりちゃんが、
両手でマグカップを包むように持ちながら立っていた。

「なんかね、急に……あったかいの飲みたくなったの」
「それって……もしかして、体が楽になってきたってこと?」

あかりちゃんはちょっと照れくさそうに笑い、
こくりとうなずいた。

「朝もほとんど気持ち悪くならなくてさ……
 久しぶりに、“普通に息できる”って感じがした」

その笑顔を見た瞬間、
何とも言えない安堵が胸いっぱいに広がった。

「よかった……本当によかった」

僕がそう言うと、彼女はマグを胸の下で抱えながら
ゆっくりソファに腰を下ろした。

「そば、来て?」
「あたりまえ」

隣に座ると、あかりちゃんはすぐに
僕の腕に自然と寄りかかってきた。
それがまた、以前の彼女のままの仕草で
とても嬉しかった。

乳幼児向けケーキをお探しの方はこちら!

夕暮れがふたりを包む時間

窓の外はすでに夕陽が低くなり、
部屋の壁を淡いオレンジが染めていた。

「つわりの時さ……あなた、毎日いっぱい気遣ってくれてたじゃん」
「気遣いっていうか……普通のことだよ」
「普通じゃないよ。あんなに優しくしてもらえるなんて思ってなかった」

言葉のひとつひとつが、
やわらかい風のように胸に入ってくる。

あかりちゃんは僕の指をそっと握り、
自分の膝の上において離さなかった。

「ねぇ……苦しかった時、
 あなたが背中さすってくれたり、
 何回も『大丈夫だよ』って言ってくれたじゃん」

「うん」

「……あれね、ほんとに、すっごく心強かったんだよ」

つつましい声で話すあかりちゃんの横顔を見て、
なんだか胸がじんわりと熱くなった。

「かっこつけるわけじゃないけど……
 あかりちゃんを守りたいんだよ。
 ずっと」

その言葉を聞いたあかりちゃんは、
少しだけ目を見開き、
すぐに笑顔をにじませた。

「……あなたがいてよかった。
 あなたの奥さんでよかった」

夕暮れの光が、
彼女の頬にきれいな影を落としていた。

僕は彼女の頭をそっと撫で、
ゆっくり肩を引き寄せた。


やっと戻ってきた“ふたりの時間”

「今日さ、スーパーの匂いも平気だったの」
「ほんと?あの匂いはきついって言ってたもんね」
「うん、なんかね、急に“楽になった”って感じ」

彼女の声はいつもより明るくて、
その変化に胸が温かくなる。

ふたりで部屋の明かりを落とし、
薄暗い夕暮れだけに照らされたリビングで、
寄り添いながら話した。

「久しぶりだね、こうやってゆっくり一緒に座ってるの」
「うん……嬉しい」
「無理しなくていいけど、もし気が向いたらさ……
 また一緒に散歩とか、したいな」
「したい。夕方の空、またいっしょに見たい」

そしてあかりちゃんは
そっとお腹に手を添えた。

「赤ちゃんも、きっと喜ぶよね」
「そうだね。外の空気、感じさせてあげたいね」
「あ……なんかね、最近少しだけ、
 “ここにいるよ”って主張してる気がする」

その姿が愛おしくて、
胸がじんと満たされる。

僕も彼女のお腹に手を重ねて、
小さく囁いた。

「ゆっくりでいいからね。
 ママを苦しめすぎないようにね」

あかりちゃんは照れ笑いしながら、
僕の肩に額を預けた。

乳幼児向けケーキをお探しの方はこちら!

夕暮れが夜へ変わる頃

外が完全に夜へ沈む頃、
部屋の空気はとても穏やかだった。

つわりという大きな峠を越えたという安心感と、
少しずつ大きくなる未来への期待が混ざりあって、
ふたりで深く息を吸い込む。

あかりちゃんは僕の胸に寄り添いながら、
静かに言った。

「ねぇ……これからも、
 こんなふうに寄り添ってくれる?」
「もちろん。
 それどころか……もっともっと寄り添うよ」

すると彼女は僕を見上げ、
夕焼けの残り火を映したような笑顔で言った。

「……大好きだよ」
「僕も。ずっと」

その瞬間、
静かな夕暮れの空は
ふたりの心をそっと包み込み、
未来への道を優しく照らしてくれているようだった。

(PR)楽天3冠獲得のメンズ除毛クリーム【ソランシアリムーバークリーム】
タイトルとURLをコピーしました